箔の切断
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/06 15:15 UTC 版)
箔盤(箔台、床台と同じ) 板の上に鹿革を張ったもので、金箔を切る時はこの箔盤の上に置き、竹刀で切る。 タルク(滑石の粉末) 箔盤、竹刀や竹ばさみについた油脂を取り除くためのもの。 竹刀(ちくとう) 篠竹(女竹・雌竹と同じ)を4等分にして、各自で小刀を用い刃をつけた後、金箔を切る。 最終的に刃になるのは表皮の硬い部分である。しかしいくら硬いといっても衝撃を受ければ傷ができてしまい、金箔を切ることができなくなってしまうため、保管する際は柔らかい布などで包むなど特別な配慮を要する。 小刀 竹刀の形を整えたり、刃をつける際に用いられる。 竹刀自体が細いため彫刻刀の印刀など刃が比較的小さなものの方が便利である。 切れ味の良い状態のものでないと刃が鋭利な竹刀は作れない。よって正しい研ぎ方を習得する必要がある。
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