直江信綱とは? わかりやすく解説

直江信綱(なおえ のぶつな) ????~1582

藤九郎 与兵衛 景孝
◇父:長尾景貞 養父:直江実綱 室:直江実綱
 越後・上杉氏直江氏の後を継いで与板城主となる。しかし、春日山城内の槿の間において、山崎秀仙政務打ち合わせ中、御舘の乱の恩賞のもつれから秀仙に恨みを持つ毛利秀広(弘?)が乱入、秀広は秀仙を刺殺。信綱は脇差で身を守ろうとしたが、まきぞい食い同じく秀広に斬殺された。信綱に嗣子なく、名門直江氏絶えることを惜しまれた為、信綱の未亡人樋口兼続入婿し、直江氏継いだ

直江信綱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/15 06:02 UTC 版)

 
直江信綱
時代 戦国時代 - 安土桃山時代
生誕 不詳
死没 天正9年9月9日1581年10月6日
別名 通称:藤九郎、与兵衛尉
戒名 香山院殿徳岩盛公大居士
墓所 徳昌寺新潟県長岡市
主君 上杉謙信景勝
氏族 長尾氏直江氏
父母 父:長尾顕方長尾景秀説も)、母:長尾顕忠の娘か
養父:直江景綱
(直江景綱の娘)
清融?
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直江 信綱(なおえ のぶつな)は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将長尾上杉氏の家臣。越後国山東郡与板城主。

生涯

元は総社長尾家の出身で、長尾顕方の九男とも、長尾景秀の次男ともいわれる[注釈 1]。上杉家の重臣・直江景綱の娘・と結婚し、婿養子となって直江与兵衛尉信綱と名乗る。天正5年(1577年)3月5日に養父・景綱が死去すると、直江氏の名跡と奉行職を継ぎ馬廻として上杉謙信に仕えた。天正5年(1577年)9月23日、手取川の戦いに参戦。 天正6年(1578年)の謙信急死後に勃発した御館の乱では上杉景勝方に付いて、景勝と共に春日山城に籠る一方、本拠地の与板城に残る直江氏一族や配下の与板衆を動員して周辺の上杉景虎派の討伐を進めた。この功により、乱後に新当主となった景勝のもとで重用されたが、天正9年(1581年)9月9日、重臣・河田長親の遺領を巡る諍いにより春日山城内で会談中のところを毛利秀広に襲われ、山崎秀仙と共に殺害された。この時、信綱は身を守ろうと脇差を抜いて斬りかかったが、抵抗むなしく逆に返り討ちにあったという。

信綱の死後、妻の船は景勝の命令により景勝腹心の上田衆・樋口兼続と再婚させられ、直江家は兼続を当主として存続することになった。なお、信綱と船の間の子であるかは定かではないが、船が養母(実際に養育した時期があったかも不明)である子(後の清融阿闍梨)がいたが、兼続を婿として迎える頃に何らかの理由で出家させたのではないかといわれている。

系譜

  • 正室直江景綱の娘)
    • 清融 - 史料上には「直江山城守息」「直江山城守庶子」とあるが、生年(1574年。兼続は当時14歳、兼続の直江家入嗣は1581年)から見て、兼続の実子とは考えにくい。なお、清融は高野山龍光院36世住職である。

脚注

注釈

  1. ^ 庶流の高津長尾景孝であったという説[1]は年齢的に全く符合しないため、現在では否定されている。ただし、直江信綱が長尾景孝の子であった可能性は存在する[2]

出典

  1. ^ 木村康裕「直江信綱」『戦国人名辞典』吉川弘文館、2006年。ISBN 978-4-642-01348-2
  2. ^ 黒田基樹「惣社長尾氏に関する基礎的考察」『戦国期 山内上杉氏の研究』岩田書院、2013年。ISBN 978-4-87294-786-1

関連項目

先代
直江景綱
直江家当主
1577年 - 1581年
次代
直江兼続



固有名詞の分類


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