直可約および直既約表現とは? わかりやすく解説

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直可約および直既約表現

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/22 14:52 UTC 版)

既約表現」の記事における「直可約および直既約表現」の解説

表現が直可約 (decomposable) であるとは、その表現任意の行列対角化する相似行列 P による相似変換 D ( a ) ↦ P − 1 D ( a ) P {\displaystyle D(a)\mapsto P^{-1}D(a)P} によって表現各行列が同じパターン対角ブロック写されることを言う(各ブロック互いに独立群の表現与える)。表現行列 D(a) と P−1D(a)P は同値な表現であるという。表現行列が k 個の行列直和英語版) D ( a ) = ( D ( 1 ) ( a ) 0 ⋯ 0 0 D ( 2 ) ( a ) ⋯ 0 ⋮ ⋮ ⋱ ⋮ 0 0 ⋯ D ( k ) ( a ) ) = D ( 1 ) ( a ) ⊕ D ( 2 ) ( a ) ⊕ ⋯ ⊕ D ( k ) ( a ) {\displaystyle D(a)={\begin{pmatrix}D^{(1)}(a)&0&\cdots &0\\0&D^{(2)}(a)&\cdots &0\\\vdots &\vdots &\ddots &\vdots \\0&0&\cdots &D^{(k)}(a)\\\end{pmatrix}}=D^{(1)}(a)\oplus D^{(2)}(a)\oplus \cdots \oplus D^{(k)}(a)} に分解できるとき(つまり D(a) が直可約のとき)、各直和因子行列には D(n)(a) (n = 1, 2, …, k) のように普通は上付き添字括弧書きするが、括弧付けないで書く文献もある。 D(a)次元は、各ブロック次元総和 d i m [ D ( a ) ] = d i m [ D ( 1 ) ( a ) ] + d i m [ D ( 2 ) ( a ) ] + … + d i m [ D ( k ) ( a ) ] {\displaystyle \mathrm {dim} [D(a)]=\mathrm {dim} [D^{(1)}(a)]+\mathrm {dim} [D^{(2)}(a)]+\ldots +\mathrm {dim} [D^{(k)}(a)]} に一致する表現行列このようなブロック対角行列できないとき、その表現直既約 (indecomposable) であると言う

※この「直可約および直既約表現」の解説は、「既約表現」の解説の一部です。
「直可約および直既約表現」を含む「既約表現」の記事については、「既約表現」の概要を参照ください。

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