直前の両軍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/11 15:10 UTC 版)
連合国軍の主力はローリンソン将軍の英第4軍である。当初約25師団を予定していたが縮小され、19個師団を有していた。そのうち11個師団が第1線を担当し、5個師団が直接の予備、わずか2個師団と騎兵1個師団が総予備として配備された。南翼を担当するのはファヨール将軍の仏第6軍で、ヴェルダン戦の影響で当初の約40個師団から16個師団に減していた。7月1日の攻撃には5個師団のみが参加した。 一方ドイツ軍側はフリッツ・フォン・ベロウ将軍の第2軍で、ソンム河北方の諸陣地に1個軍団(5個師団)、南方に1個軍団(4個師団)を有し、後方に3個師団の予備隊を控置していた。また、ドイツ軍防御陣地は以下の通りである。第1陣地は3~5線の塹壕線からなり、第2陣地は2~3線よりなる。第2陣地は最前線より3~5kmにあって、第3陣地はフレール付近に設置。また、第1陣地と第2陣地との中間には中間陣地があり、砲兵の主力はこの中間陣地付近に、重砲は第2陣地の後方にあった。当時ドイツ軍は第1陣地に重きを置いていて、第2・第3陣地はそれほど強固ではなかった。
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