盤牛王と五帝五龍王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/01 17:49 UTC 版)
日本の陰陽道書『簠簋内伝金烏玉兎集』巻二は、中国の盤古神話や仏教の教義を借りて、宇宙開闢の巨人神である盤牛王から十干十二支といった暦世界の構成要素が展開していくという創世神話を説いている。この中に五行神として登場するのが五帝五龍王である。盤牛王は5人の妻にそれぞれ青帝青龍王、赤帝赤龍王、白帝白龍王、黒帝黒龍王、黄帝黄龍王を生ませ、その五帝五龍王の各々が十干・十二支といった王子をもうけたと物語っている。版本によっては黄帝黄龍王に異説あり、それによると盤牛王の5人目の子である天門玉女妃は48人の王子を生んだ後、男子に変じて黄帝黄龍王となり、王子たちとともに四龍王に戦いを挑んだ結果、四季土用の72日を領することになったという。
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