監査調書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/03 00:05 UTC 版)
<監査基準第二 一般基準5> 監査人は、監査計画及びこれに基づき実施した監査の内容並びに判断の過程及び結果を記録し、監査調書として保存しなければならない。 監査調書とは、監査計画・監査の内容・判断の過程及び結果の記録をいう。監査調書は紙か電子媒体で記録される。監査調書は、監査報告書の基礎資料であること、監査基準を遵守して監査を実施したことを証明する資料であることが求められる。 監査調書の作成目的は以下のとおりである。 監査計画及び監査の実施の際に役立だたせるため。 監査責任者が、品質管理のために指示、監督、査閲を行う際に利用するため。 実施した作業の説明根拠にする。 今後の監査に情報源にするため。 監査事務所による監査業務の審査や定期的な検証のため。 外部検査 (日本公認会計士協会による品質管理レビューなど)の実施を可能にするため。
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