益富雲母(Masutomilite)
滋賀県大津市田ノ上山
KLiAlMn2+AlSi3O10F2 標本の幅約４．５ｃｍ
標本中央付近の紫色をした部分が益富雲母です。
チンワルド雲母のFe2+をMn2+に置換した鉱物です。
滋賀県大津市田ノ上山で発見された鉱物で、益富寿之助博士に因んで名付け
られたました。
益富雲母
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/02/20 10:07 UTC 版)
益富雲母（ますとみうんも、 Masutomilite）は、1976年に発表された日本産新鉱物で、鉱物学者原田一雄などにより、滋賀県の田ノ上山ペグマタイトで発見された[1]。化学組成は(K,Rb)(Li,Mn,Al)3(AlSi3O10)(F,OH)2で、単斜晶系。雲母グループの鉱物である。薬学者・鉱物学者であった益富壽之助の業績を称えて命名された。
- ^ Harada, K. et al. (1976): Masutomilite, manganese analogue of zinnwaldite, with special reference to masutomilite–lepidolite–zinnwaldite series. Mineral. Jour., 8, 95-109.
- ^ 日本から発見された新鉱物たち(一覧)→1970s→10.益富雲母、浜根大輔、東京大学物性研究所・電子顕微鏡室
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- 1 益富雲母とは
- 2 益富雲母の概要
益富雲母
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/10/25 02:08 UTC 版)
田ノ上山ではチンワルド雲母の鉄をマンガンに置き換えた新鉱物が発見され、鉱物学者・益富壽之助に因んで益富雲母（masutomilite）の名が付けられた。化学組成は KLiAlMn2+AlSi3O10F2 で、こちらは独立種である。
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