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皆吉爽雨


皆吉爽雨

皆吉爽雨の俳句

がうがうと深雪の底の機屋かな
さわやかにおのが濁りをぬけし鯉
ふるさとの色町とほる墓参かな
ゆく雁やふたたび声すはろけくも
万緑に朴また花を消すところ
冬耕の田のま中より打ちはじむ
大明りしてはうち敷き月の波
女湯もひとりの音の山の秋
白樺のまれにはななめ秋晴るる
背山より今かも飛雪寒牡丹
返り花きらりと人を引きとどめ
 

皆吉爽雨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/27 10:02 UTC 版)

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1956年

皆吉 爽雨(みなよし そうう、1902年2月7日 - 1983年6月29日)は、福井県出身の俳人。本名・大太郎。福井市上宝永町に生まれ、丸岡町三国町に育つ。福井中学校(現福井県立藤島高等学校)卒業。1919年、住友電気工業に入社。「ホトトギス」に投句し高浜虚子に師事する。1922年、「山茶花」創刊に参加。1936年、「山茶花」選者。1945年に上京、1946年に「雪解」を創刊・主宰。1967年、句集『三露』などの功績より第1回蛇笏賞受賞。1979年、勲四等旭日章受章。俳人協会副会長を務めた。

孫の皆吉司は俳人、画家

著書

  • 雪解 句集 山茶花発行所 1938 山茶花叢書
  • 寒林 三省堂 1940 俳苑叢刊
  • 花鳥開眼 山茶花発行所 1942 山茶花叢書
  • 句ごころ さかの書房 1948
  • 互選句集 松本たかし共著 かに書房 1948 かに俳句選書
  • 雁列 長谷川書房 1955
  • 句作一路 近藤書店 1959 雪解選書
  • 寒柝 皆吉爽雨 第七句集 雪解発行所 1961 雪解選書
  • 雪解俳句選集 皆吉爽雨編 雪解発行所 1965. 雪解選書
  • 三露 牧羊社 1966
  • 皆吉爽雨句集 1968 角川文庫
  • 句のある自伝 サンケイ新聞社出版局 1970
  • 序文集成 第1集 関西雪解会編 雪解発行所 1972.11 雪解選書
  • 写生句作法 東京堂出版 1973
  • 夏の俳句 俳句鑑賞歳時記 明治書院 1973
  • わが俳句作法 東京出版 1975.11
  • 花幽 皆吉爽雨句集 五月書房 1976
  • 山茶花物語 牧羊社 1976.9
  • 皆吉爽雨集 俳人協会 1976.11 自註現代俳句シリーズ
  • 俳句への道 角川書店 1978.7
  • 自選自解皆吉爽雨句集 白凰社 1979.3 現代の俳句
  • 皆吉爽雨著作集 全5巻 サンケイ新聞社 1979
  • 爽雨序文 序文集成第二集 雪解発行所 1980.7 雪解選書
  • 俳句開眼 牧羊社 1981.2
  • 聲遠 句集 求龍堂 1982.2
  • 皆吉爽雨集 井沢正江編 俳人協会 1992.8 脚註名句シリーズ
  • 近世秀句 春秋社 2001.6 日本秀句 新版

参考

  • 日本人名大事典
  • 現代俳句大事典

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