発給手続とは? わかりやすく解説

発給手続

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/12 22:34 UTC 版)

宣旨」の記事における「発給手続」の解説

発給手続きは、天皇内侍伝え、そこから蔵人頭に、蔵人頭から担当上卿上卿から外記局弁官内記局などに伝えられ初め発給された。弘仁年間頃から始められた。内侍から蔵人頭伝えられる文書は「内侍宣」と呼ばれ鎌倉時代以降に「女房奉書」へと発展するまた、蔵人頭上卿伝える時は、口頭原則で「口宣」と呼ばれたが後に文書化され、更に口宣控えである口宣案作成されることもあった。 平安期に入ると、元々詔勅検討担当していた外記局が、天皇命令意向を自らの名で文書化したもの宣旨呼ばれるようになったまた、弁官議政官公卿)の命令意向受けて正式な太政官符代わりに弁官名で発給した文書官宣旨かんせんじ)と呼ばれた

※この「発給手続」の解説は、「宣旨」の解説の一部です。
「発給手続」を含む「宣旨」の記事については、「宣旨」の概要を参照ください。

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