発禁本の出版とは? わかりやすく解説

発禁本の出版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 21:45 UTC 版)

フランス書院」の記事における「発禁本の出版」の解説

1980年フランス書院ノベルズから刊行されたイェンス・ビョルネボ著『裸身』(杉浦達也訳)は1971年親会社三笠書房から刊行されわいせつ図書として摘発された『リリアン』(田中融二訳)の新訳版である。同書は帯などで「ノルウェー発禁本」と謳われていた曰く付き作品で、案の定日本でも同様の措置受けたことになる。しかし、三笠書房1973年には葛西雄三訳による新版を『一糸まとわず』と改題して刊行宮田昇によれば、この時は「再摘発を受けることがなかった」という。そして1980年には完全子会社であるフランス書院から3度目出版果たしたことになる。 また1982年にも戦前から発禁地下出版繰り返してきたウィルヘルム・マイテル著『バルカン戦争』を刊行している。公然としたかたちでの出版はこのフランス書院版が第1号となる。

※この「発禁本の出版」の解説は、「フランス書院」の解説の一部です。
「発禁本の出版」を含む「フランス書院」の記事については、「フランス書院」の概要を参照ください。

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