発生過程やその性状に着目した分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 10:21 UTC 版)
「エアロゾル」の記事における「発生過程やその性状に着目した分類」の解説
粉塵 (dust) 固体がその化学的組成を変えずに、主に物理的破砕過程で粒子状になり空気中に分散したもの。形、大きさともに不均一で、大きさは1µm以上のものが多い。 フューム (fume) 固体が蒸発し、これが凝縮して粒子となったもの。金属の加熱溶融、などの場合に生じる。物理的作用に加えて化学的変化があり、空気中では多くの場合酸化物となっている。球状か結晶状であり、粒径は小さく1µm以下のものが多い。 煙 (smoke) 燃焼に際して生じるいわゆる「けむり」。一般に有機物の不完全燃焼物、灰分、水分などを含む有色性の粒子で、一つ一つの粒子は小さく球形に近いが、これらがフロック状をなすものが多い。 ミスト (mist) 一般には微小な液滴粒子の総称。液体の蒸発凝縮、液面の破砕や噴霧などによる分散などで生じる。形状は球形であるが、大きさは生成過程によってかなり幅がある。
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