畜力用中耕除草機 (ちくりょくようちゅうこうじょそうき)
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畜力用は、人力用の回転中耕除草機を基礎に発展したものである。牛馬にけん引させるため、通路(馬道)を拡げる必要があり、単位面積あたりの栽植株数を人力作業の場合より減さない代りに、通路の拡張分だけ畦を移動した、いわゆるよせ畦植を実施した。しかし、これは、田植作業が繁雑なため、すべての畦幅を馬道なみに拡張し、株間をその分だけ縮めた並木植に変わってきた。畜力除草機では初期のものは馬道を通る転車の幅は広く、寄せられた畦を通る転車の幅は狭いもの、すなわち、中心に広幅転車、その左右は狭幅転車を配すものであった。しかし、並木植用除草機では同一寸法の広幅転車が3個配列したものになり、作業も便利になった。 寄せ畦用の中広三条である。後転車は、刃車2個を内向対照に配置している。これは、土のかくはん性がよく反転性も優れ、前転車との相互効果がよい作業結果が得られる。機幅87cm、機高78cm、柄の長さ83cm、重さ21kgである。 |
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