男女混合団体戦での勝敗をめぐって
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/04 02:37 UTC 版)
「2018年アジア競技大会における柔道競技」の記事における「男女混合団体戦での勝敗をめぐって」の解説
今大会の男女混合団体戦初戦の日本対韓国戦においてトラブルが起こった。男女各3名計6名により争われるその初戦では、両チーム3-3と勝利数では並んだものの、内容差により日本チームの勝利となった。規定により、指導累積による反則勝ちを含めた一本勝ちは10点、技あり勝ちは1点が付与されるため、2つの反則勝ちを含めた3つの一本勝ちを収めた日本チームは30点、1つの反則勝ちを含めた2つの一本勝ちと一つの技あり勝ちの韓国は21点となり、日本チームの勝利となった。運営側から今大会は、3-3で勝ち数が並んだ場合は内容差で勝敗が決するとの説明が、文書化されてはいなかったものの英語であらかじめなされていた。試合前日に団体戦の抽選を行った際にもその点が再確認された。ところが、2017年の世界選手権団体戦では指導の累積による勝利は0点と規定されていたため、今大会でもそれが適用されると勘違いしたと見られる韓国チームは、試合に出場した6名全員が畳の上で10分以上も座り込んで抗議を行った。韓国チームの安昌林は「勝ったと思っていた」とコメントした。一方で、日本チームの海老沼匡は「あれはただ韓国チームがルールを知らなかっただけだと思う」、影浦心も「相手はルールが分かってなかったんじゃないですか」とそれぞれ語った。
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