田野畑思惟インターチェンジ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/09 03:44 UTC 版)
| 田野畑思惟インターチェンジ | |
|---|---|
| 所属路線 | E45 三陸沿岸道路(田野畑道路) |
| IC番号 | 57-1 |
| 接続する一般道 | 田野畑村道十文字線 |
| 供用開始日 | 2025年(令和7年)12月6日(予定) |
| 所在地 | 〒028-8407 岩手県下閉伊郡田野畑村菅窪 |
田野畑思惟インターチェンジ(たのはたしいインターチェンジ)は、岩手県下閉伊郡田野畑村菅窪に建設中の三陸沿岸道路(田野畑道路)のインターチェンジ (IC) である。
田野畑村の請願により設置された地域活性化インターチェンジ[1]で、三陸道の田野畑チェーンベース(たのはたチェーンベース、田野畑CB)に併設されており、一般道とは同CBを経由して連絡する。車長12メートルを超える車両は当ICを利用できない[2]。
設置までの経緯
当ICが位置する三陸道田野畑南IC - 田野畑中央ICの区間は2021年7月に開通し[3]、これに伴って田野畑CBが供用を開始した。同CBには緊急連絡路として外部に通じる通路が設置された[4]ものの、通常時は通行不可となっていた。CBの隣接地には道の駅たのはたが2021年春に新築移転していたにもかかわらず、CBと道の駅が直接行き来できないため、三陸道から道の駅を利用するには約2.5キロメートル離れた田野畑中央ICを経由しなければならなかった[5]。
このような状況に対し、田野畑村では、道の駅利用者の利便性のためCBの緊急連絡路を常時通行可能とするよう、村議会が2021年に国土交通省に要望していた[4]が、2022年に村として緊急連絡路を活用したIC設置の方針を固め[5]、交通量の分析や村内事業所での聞き取り調査を行うなど詳細設計の準備を進めた[1]。2024年8月に国土交通省東北地方整備局が連結協議に同意し[6]、当ICの設置が決定した。
沿革
- 2021年(令和3年)
- 7月10日 : 三陸道の田野畑村大芦 - 田野畑村田野畑間 開通[3]に伴い、田野畑CBが供用開始。
- 2024年(令和6年)
- 8月30日 : 国土交通省よりIC連結許可[7]。
- 2025年(令和7年)
道路
接続する道路
周辺
- 道の駅たのはた
- 思惟大橋コミュニティ公園
- 宮古消防署田野畑分署
- 田野畑村立田野畑中学校
隣
脚注
- ^ a b “令和5年第4回田野畑村議会定例会会議録(第1号)” (PDF). pp. 26-27. 2025年11月8日閲覧。
- ^ a b “三陸沿岸道路に新たな IC が追加~令和7年12月6日(土)田野畑思惟IC が開通~” (PDF). 三陸国道事務所 (2025年11月6日). 2025年11月6日閲覧。
- ^ a b “復興道路が延伸! 三陸沿岸道路「田野畑南〜尾肝要」間が令和3年7月10日(土)16時00分に開通” (PDF). 国土交通省東北地方整備局 三陸国道事務所・岩手県・田野畑村 (2021年6月23日). 2021年6月23日閲覧。
- ^ a b “議会だより たのはた No. 128” (PDF). 田野畑村議会. p. 7 (2021年8月10日). 2025年11月8日閲覧。
- ^ a b 「田野畑村、新IC整備目指す 三陸道と道の駅を「連結」」『岩手日報』2022年11月12日。オリジナルの2022年11月12日時点におけるアーカイブ。2025年11月8日閲覧。
- ^ a b “『三陸沿岸道路』田野畑チェーンベースと村道十文字線の連結について” (PDF). 国土交通省東北地方整備局 三陸国道事務所・田野畑村 (2024年8月30日). 2025年11月6日閲覧。
- ^ “令和6年第5回田野畑村議会定例会会議録(第1号)” (PDF). 田野畑村 (2024年8月22日). 2025年11月6日閲覧。
- ^ 「三陸道に「田野畑思惟IC」12月6日開通 道の駅たのはた隣接」『岩手日報』2025年11月6日。2025年11月6日閲覧。
関連項目
外部リンク
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