田辺のつる
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 04:13 UTC 版)
『漫金超』創刊号(チャンネルゼロ、1980年)初出、16ページ 認知症が始まった老女を中心としたある一家の一日を淡々と描く。作品中、老女のみが一貫して「きいちのぬりえ」風の 幼女の姿で描かれ、客観的な世界と老女の心象風景とが同時に描写される。漫画にしかできない表現方法として発表当時から多数の評論家に言及されてきた作品。夏目房之介は、老女が階段を下りていく最後のページで、アングルやパースの変化だけで老女がおぼつかない足取りで階段を下りる危うい感覚が表現されていることに驚嘆している。
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