田口家住宅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 17:39 UTC 版)
東京都文京区西片の「田口家住宅」は、明治18年(1885年)に田口卯吉が建設して以降、長男・田口文太、文太の長男・田口親、親の甥・嘉治憲夫と代々引き継がれて居住した。西片は町全域がもともと福山藩主・阿部家の中屋敷跡で、維新後住宅地として開発され、田口家の土地は、明治5年に明治政府地理局長・桜井勉が約1000坪を阿部家から借用し、明治15年に桜井の弟で卯吉の義兄木村熊二が受け継いで敷地の半分に西洋館を建て(明治40年に撤去)、明治18年に卯吉がその向かい側に西洋館を建設した。上田敏、乙骨三郎、近藤朔風(全員卯吉の親戚)も一時寄寓していた。平成22年(2010年)に国の登録有形文化財となった(現状不明)。
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