産業振興・娯楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 00:54 UTC 版)
ルアーフィッシングの流行により、北アメリカ原産の肉食魚ブラックバス(オオクチバスなど)が、釣り団体などによって全国の河川や湖沼に大量に放流された。移植放流がほとんどの地域で禁止された現在でも、密放流が繰り返されているといわれる。 アメリカで活動していた順化協会という組織は、産業振興などの目的で主にヨーロッパなどの有益な動植物を世界各地に導入しようと活動した。この団体の目的は産業振興とされるが、仔細に見ると娯楽や天敵導入(後述のホシムクドリも害虫駆除目的)、緑化など複数の目的を内包したものである。そのひとつとしてホシムクドリを1896年にニューヨークのセントラルパークに100羽ほど意図的に放しており、この鳥は80年後には1億2000万羽にまで大増殖している。 狩猟鳥として需要のあるコウライキジやヤマドリ、コリンウズラは養殖されて、猟友会などの狩猟関係者が中心となって日本各地に大量に放鳥されている。
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