生息環境と個体数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 04:47 UTC 版)
「ニホンアマガエル」の記事における「生息環境と個体数」の解説
ニホンアマガエルは発達した吸盤により垂直な面をも移動できることから、主な生息環境となっている水田と周辺の水辺の圃場整備及び水路整備に多用されるU字溝の影響や、整備の結果生じる冬期の乾田化の影響は大きく受けないとされている。しかし、圃場整備や区画整理に伴い畔や法面が固められると、乾燥や捕食者から逃げることが出来ず生息数(密度)が減少することが報告されている。一方、カエルの密度を低下させない方法として、塩化ビニルパイプの設置は有効な方法となる。 平成以降になり全国で耕作放棄される水田が急増しているが、アシやガマの生い茂る湿地となった区画へは本種が寄り付かなくなり、トノサマガエルなどより大型の種が滞在する。
※この「生息環境と個体数」の解説は、「ニホンアマガエル」の解説の一部です。
「生息環境と個体数」を含む「ニホンアマガエル」の記事については、「ニホンアマガエル」の概要を参照ください。
- 生息環境と個体数のページへのリンク