理論による違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/08 02:15 UTC 版)
理論の違いにより、何を構成素とするかが異なる。句構造文法(およびその派生理論)では、句としてまとまったもののみでなく、それを構成する内部の句、さらにそれを構成する1つ1つの語も構成素だとされる(ただし、語の連なりが複数の枝にまたがる場合は構成素になれない)。一方、依存文法では、語のまとまりは構成素として認めているが、主要部などの語は構成素とはみなされない。 以下は、They killed the man with a gun. のツリー図である。左側(Phrase structure grammar)が句構造文法、右側(Dependency grammar)が依存文法の解釈による。句構造文法ツリーでは、killed や with などが下位ツリーを構成しており、つまり構成素だとみなされているが、依存文法ツリーではそうではない。
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