現行法での扱い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/13 14:28 UTC 版)
「ジョイント・ストック・カンパニー」の記事における「現行法での扱い」の解説
イギリスの現行会社法(英語版)(Companies Act 2006)では、1040条において、会社法に基づかずに設立された会社であって、登記可能なもののひとつとして規定されている。その場合のジョイント・ストック・カンパニーの定義は1041条1項に規定されている。すなわち、登記に関する規定との関係では、株式の形で分割して保有される、譲渡可能な、永続的な払込済資本あるいは名目的資本金を有する会社で、株式の保有者以外の構成員を有しない会社をいう。このようなジョイント・ストック・カンパニーは、株主の有限責任と共に登記することができる。 そして、会社法に基づいて登記され、株主の有限責任が認められたジョイント・ストック・カンパニーは、会社法上、株式会社(company limited by shares)として扱われる(1041条2項)。すなわち、登記されたジョイント・ストック・カンパニーの実体は、歴史的にジョイント・ストック・カンパニーとして設立された(あるいは、「joint stock company」という名の)株式会社(company limited by shares)だということになる。 他方、登記せずに旧来の形態のまま存続することも可能であり、登記されていないジョイント・ストック・カンパニーは、法人格を有さず、株主の有限責任も認められないので、株式会社とは完全に区別された古い形態の会社である。
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