猿の指 The Monkey's Finger (1953)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/02 03:51 UTC 版)
「木星買います」の記事における「猿の指 The Monkey's Finger (1953)」の解説
マーミー・タリンはSF作家、ホスキンズはSF雑誌の編集者だった。2人はタリンの原稿に書かれた内容について言い争いをしていた。どちらも一歩も譲らない。タリンが、科学的な実験で決めようと言った。彼の知り合いの科学者が、文章を創作できる猿を飼っているというのだ。心理力学のトーゲッソン教授のところには、ロローという名のオマキザルがいた。それには脳外科手術が施されていて、脳内が電線でつながれ、コンピューターのような機能を発揮するというのだ。ロローは、シェークスピアの一節を、自分で考えてタイプできるという。試しにチェスタートンの「レパント」を、途中まで聞かせたところ、ゆっくりではあるがその続きをタイプした。それは原文の続きと、同じ内容だった。2人が言い争っていた原稿の内容も、この要領で続きをタイプしてもらえれば決着がつけられる。
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