献金奉納式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 07:56 UTC 版)
1942年6月25日に、フラトン・ビルの軍政部の一室に華僑協会の代表ら華人約60人が集められ、渡辺・高瀬ら軍政部要人の立会いの下、第25軍司令官・山下中将に5,000万ドルの小切手を渡す儀式が行われた。 華人たちは立ったまま1時間以上山下の入場を待ち、山下が入場して会場の舞台に立つと、華人を代表して林文慶博士、クアラルンプールの華僑協会会長・黃鐵珊(Wong Tet San)およびペナンの同会会長・連裕祥(Heah Joo Siang)が前に進み出て、林博士が献辞を読み上げ、5,000ドルの小切手を山下に手渡した。受納した山下は、「華僑のこれまでの援蒋、親英行為の罰から救うものではない。華僑が今後しなければならぬことは日本軍と協力することである」と警告し、対英米戦争の目的や日本人の道徳的美徳、強さなどについて1時間近く演説したとされる。
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