狩猟への影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 03:48 UTC 版)
豚熱の感染拡大は、例年11月15日から翌2月15日(イノシシ、シカなどの大型獣は11月1日-3月15日まで)の期間に実施され、日本における狩猟にも大きな影響を及ぼした。 国内で最初に豚熱が確認された岐阜県では、2019年11月1日から2020年3月15日まで県内全域で猟銃(散弾銃、空気銃、ライフル銃)及び罠を用いた狩猟を全面禁止する事となった。 愛知県では、豚熱が確認された自治体を「感染エリア」として指定し、感染エリア内で狩猟を実施したハンターには、移動の都度自身や猟犬の手足、乗り入れ車両のタイヤなどの消毒や、捕獲したイノシシの肉はエリア外に持ち出さず自家消費をすること。その後は感染エリア外での狩猟は自粛することなどを含めた「防疫措置」を徹底することで狩猟を従来どおり実施することとした。愛知県と同様の対応は、三重県、長野県でも実施された。 福井県では、豚熱の感染個体の発見場所から半径10km圏内を「感染エリア」として指定し、エリア内では愛知県と同様の措置を行うこととした。福井県と同様の対応は、埼玉県、富山県、石川県、山梨県、静岡県、滋賀県でも実施された。 野生イノシシの感染のみが確認されている群馬県では、感染地域か否かに関わらず防疫処置を徹底することで狩猟を従来どおり行うこととした。大阪府では、発生農場から10km圏内で発見された野生イノシシの検査を実施したが、2019年11月時点野生イノシシへの感染拡大は確認されていない。
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