狂犬病ウイルスとリッサウイルス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 17:55 UTC 版)
「コウモリ由来のウイルス」の記事における「狂犬病ウイルスとリッサウイルス」の解説
狂犬病ウイルスとリッサウイルスは、同じくラブドウイルス科に属する。狂犬病を媒介する哺乳類はコウモリだけでないが、コウモリがこの病気を伝播することは広く知られている。例えばアメリカ合衆国では、コウモリが狂犬病の感染源として最多であり、1997年から2006年までの死亡例19件の内、17件でコウモリが関係していた。但し、狂犬病による死亡例の原因としては、病名にも含まれる犬が圧倒的多数である(世界保健機関の統計では、ヒトに対する狂犬病伝播の99%が犬によるものである)。Arctic rabies virus (en) は、ホッキョクギツネをホストとして北極圏に広がっている。リッサウイルスもコウモリからの分離が報告されており、臨床症状も狂犬病ウイルスに似る。
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