犯罪対策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 18:53 UTC 版)
コインロッカーの中に生後間もない赤ちゃんを置き去りにする事件も日本では過去幾度となく発生している。1976年(1月-11月)の上野駅の例では7件の遺棄、死亡事件が発生している。これは保護責任者遺棄罪にあたり、犯罪行為であるため、警察が介入する。裏取引きで違法な物品の受け渡しなどにも利用されたケースもあるため、この辺りが複雑な鍵を取り付け難い理由ともなっている模様。 コインロッカーは国際テロに利用されやすいとされ、近年の要人来日時(特にアメリカ合衆国大統領来日時)は、ごみ箱と共に使用が停止される事がある。2010年のAPEC首脳会議では、首都圏鉄道路線全ての駅のコインロッカー・ごみ箱だけでなく、一部の駅では自動販売機の使用も停止されている。2019年のG20大阪サミットでも、大阪府内鉄道路線全ての駅と近畿圏を中心とした府外(東京都区部・名古屋市・福岡市等を含む)の主要駅で同様にコインロッカー・ごみ箱等の使用停止の措置を行っている。 このような犯罪対策として近年ではコインロッカーの扉の部分を透明あるいは半透明にした製品も普及している。
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