犬神松子の家族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 23:55 UTC 版)
犬神 松子(いぬがみ まつこ) 佐兵衛の長女。先年、夫とは既に死別している。52 - 53歳ほど。 いつも凛とした佇まいをしていて勝気。細いながらも竹のように強靭な体格。1人息子の佐清を溺愛している。 犬神 佐清(いぬがみ すけきよ) 松子の1人息子。29歳。優しく律儀な性格で懐中時計の修理ができるほど器用。 元は美青年だったがビルマの戦いで顔に怪我を負って復員してきたため、松子が東京で作らせたゴム製のマスクを被り、犬神家へ戻ってきた。 実はマスクを被った佐清は青沼静馬が成り代わった偽者で、本物の佐清は復員した後静馬が自分になりすまして家に戻ったことを知り、離れた場所から様子を窺っていた。 静馬の顔に火傷があることが分かり、また、祖父の佐兵衛から青沼親子の悲惨な過去を聞いて同情しており、なるべく事を荒立てずに静馬と入れ替わり、彼にも出来るだけの財産を分与したいと考えていたが、事件の渦に巻き込まれ叶わなくなる。
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