特発性好酸球増多症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 10:01 UTC 版)
特発性好酸球増多症(idiopathic hypereosinophilia。または意義不明の好酸球増多症、hypereosinophilia of undetermined significance;HEUS)は、少なくとも2回の検査で検出される好酸球の血球数が1,500/μL以上に増加する事を特徴とする疾患である。本疾患は、好酸球に起因する組織障害や、一次的または二次的の好酸球増多症と関連しない。即ち、本症は除外診断であり、原因は不明である。本疾患は、時間の経過とともに、原発性好酸球増多症、典型的クローン性好酸球増多症、慢性好酸球性白血病、または他の白血病に伴う好酸球増多症に診断される場合がある。また、この疾患は、組織や臓器の損傷を伴う事もあるため、好酸球増多症候群と診断されることもある。特発性好酸球増多症は、より重篤な疾患を引き起こす可能性があるため、経過観察を行う。
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