臓器限定型好酸球増多症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 10:01 UTC 版)
「好酸球増多症」の記事における「臓器限定型好酸球増多症」の解説
好酸球増多症では、好酸球の大量浸潤により単一の特定臓器が損傷する事がある。この疾患は、関与する臓器に基づいて下位分類され、以下の理由により、原発性好酸球増多症、二次性好酸球増多症、特発性好酸球増多症症候群の一形態とは見なされない。 本疾患に関連する好酸球がクローン性であることが示されていない 血中好酸球の増加の理由が決定されていない 臓器障害が好酸球に起因することが示されていない 個々の症例の疾患は通常、罹患した臓器に限定される 臓器限定型好酸球増多症の例としては、好酸球性心筋炎(英語版)、好酸球性食道炎(英語版)、好酸球性胃腸炎(英語版)、好酸球性膀胱炎(英語版)、好酸球性肺炎、好酸球性筋膜炎(英語版)、好酸球性毛包炎(英語版)、好酸球性蜂巣炎(英語版)、好酸球性血管炎(英語版)、口腔内好酸球性潰瘍(英語版)などが挙げられる。臓器限定型好酸球増多症の他の例としては、心臓、腎臓、肝臓、大腸、肺胸膜、腹膜、脂肪組織、子宮筋層(英語版)、滑膜などが関与するものがある。
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