物語中の辛評
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 07:58 UTC 版)
小説『三国志演義』では、当初は韓馥の幕僚とされている。対曹操戦略の論争では、荀諶と共に短期決戦戦略を支持して持久戦略を退け、袁紹の決断を促している。 袁氏内紛においては、史実通りに袁譚を支持する。ただ『演義』では、南皮の戦いまで辛評は袁譚に随従している。戦況が絶望的となると、辛評は袁譚の命で曹操の下に降伏の使者として赴く。すると曹操はこれを拒絶する一方で、辛評に対し辛毗同様に自分の家臣になるよう勧誘している。辛評は袁譚への忠義を選んで拒絶したが、南皮城内に戻ったところ、交渉結果に失望した袁譚から曹操との内通を疑われてしまう。これにショックを受けた辛評は、その場で昏倒し絶命したことにされている。 中国中央電視台のドラマ『三国志演義』では、この憤死の間際に審配に遺言し、弟が冀州を攻撃すれば、わが一族を皆殺しにしてくれと頼んだことになっている。審配からそれを突き付けられた辛毗は、絶叫して倒れている。
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