熱電効果
金属や半導体中の熱の流れと電子の流れとが、相互に影響をおよぼし合って発生する現象の総称をいう。ゼーベック効果、ぺルティエ効果、トムソン効果がその代表例である。2種の異なる導体または半導体を接合して、2接点を異なる温度に保つとき、その回路に生じる起電力(熱起電力)はゼーベック効果によるもので、異なった金属の継ぎ目を通じて電流を流すとき、その継ぎ目に熱の発生または吸収の起こる現象はペルティエ効果である。また、場所によって温度の異なる導体または半導体に電流を流した際、ジュール熱とは異なった熱の発生や吸収が起きる現象はトムソン効果によるもので、これらは相互に関連し合っている。
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