無線通信の台頭と装荷ケーブル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 16:59 UTC 版)
「海底ケーブル」の記事における「無線通信の台頭と装荷ケーブル」の解説
20世紀に入り無線通信の開発が進み、長波による通信業務が大西洋などで始まった。そして1920年代には短波無線による電話通信が始まり、無線は海底ケーブルによる通信を脅かす存在になっていった。 一方、海底ケーブルは従来よりも通信速度を高めた装荷ケーブルが開発された。そして1921年、キーウェスト-ハバナ間に、初の海底電話ケーブルが敷設された。さらに大西洋においても電話ケーブルを敷く計画があがったが、この案は見送られた。海底ケーブルは高価であったため、当時の無線通信で十分と判断されたのである。 しかし、無線通信にも、通信が不安定だという欠点があった。そのため、やがて安定して大容量の情報が送れる通信が求められるようになった。そしてこれを満たすのが同軸ケーブルであった。
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