炭素を用いた結合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/16 00:52 UTC 版)
「アセチルアセトン」の記事における「炭素を用いた結合」の解説
C5H7O2− は、ある条件下で中心の炭素原子を介して金属と結合を作ることがある。この結合様式は3列目の遷移金属である Pt2+ や Ir3+ などによく見られる。Ir(acac)3 とルイス塩基が付加したIr(acac)3L(L = アミン)は1つの炭素-金属結合が存在する。IRスペクトルに注目したとき、酸素-金属結合を持つアセチルアセトン金属錯体では、CO の振動数は 1535 cm-1 と比較的小さなエネルギーに対応している。しかし炭素-金属結合を持つアセチルアセトン金属錯体では、カルボニルの C=O 結合が通常と同じ幅で振動するため、1655 cm-1 と比較的大きな値となる。
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