炭素の隔離のプロセス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 04:31 UTC 版)
「ブルーカーボン」の記事における「炭素の隔離のプロセス」の解説
海中のCO2の分圧が大気のCO2の分圧より小さくなると、大気から海中にCO2が吸収される。 海中のCO2の分圧は、有機物の分解によるCO2放出によって高まったり、海洋植物の光合成などによって低下したりする。淡水に溶けるCO2が1.45g/リットルなのに対し、海水中では溶存CO2とは別に、炭酸水素イオン(HCO3-)や炭酸イオン(CO3 2-)の形で、重量あたり100倍以上のCO2を吸収していることが知られている 。 海中のCO2は藻場などの藻類が光合成により体内に取り込み、有機炭素を生成する。生成された有機炭素は砂泥底に埋没することで長期間貯留される。
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