潜在成長率とGDPギャップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 00:25 UTC 版)
「経済成長」の記事における「潜在成長率とGDPギャップ」の解説
経済成長の源泉である労働投入の伸び、資本投入の伸び、TFPの三つの生産関数に、潜在的に利用可能な労働力・資本の水準を当てはめえられるものが潜在GDPであり、その伸び率が潜在成長率と呼ばれる。 失業率が常に「インフレ非加速的失業率」(NAIRU)にあるときに達成されるGDPの成長率が「潜在成長率」である。現実の失業率が自然失業率の水準にあれば達成されたであろうGDP、完全雇用が達成されたときのGDPを潜在GDPという。 この潜在成長率と実際の実質成長率の差はGDPギャップと呼ばれる。なお潜在成長率を構成する要因としては資本投入・労働投入などの生産要素の投入量、これらに依存しない残差としての全要素生産性があげられる。
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