漫画雑誌の売上と単行本の売上
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 00:26 UTC 版)
「日本の漫画」の記事における「漫画雑誌の売上と単行本の売上」の解説
漫画雑誌の売上は減少を続け、漫画単行本の売上も10%ほど減少している。また漫画に限らず書籍全体の販売も落ち込んでいる(出版不況)。1995年には漫画雑誌の販売金額が3357億円、単行本の販売金額が2507億円であったが、漫画雑誌の売上は減少が続き、2005年には漫画雑誌の販売金額が単行本の金額を下回り、2009年には1913億円までに落ち込んだ。 雑誌の売上は低下したが、単行本にはアニメ化などのメディアミックスされた作品を中心にヒット作が生まれている。雑誌を読まなくなりメディアミックスで作品を知るケースが増えたため、単行本の売上は維持されていると言われている。また紙媒体からスマートフォンの公式アプリによる配信や、電子版の購入へ移行しつつある 。 日本の出版社は、漫画雑誌を売るビジネスモデルから脱却できていないという指摘もある。
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