漂着種子とは? わかりやすく解説

漂着種子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/13 09:21 UTC 版)

2004年5月にモザンビーク南部のKANDA村傍の海岸に漂着した種子
1. アツミモダマ英語版
2. シロツブ英語版

3. a,b ワニグチモダマ

漂着種子(ひょうちゃくしゅし)とは、海水などに浮遊して漂着した種子のことである。漂着果実(ひょうちゃくかじつ)は、漂着した果実のことである。それらは植物学用語では、散布体であることから、これらの総称として漂着散布体(ひょうちゃくさんぷたい)とも呼ばれる[1]

漂着種子の一覧

日本の浜辺で見られる漂着種子

漂着果実の一覧

日本の浜辺で見られる漂着果実

出典

  1. ^ 中西, 弘樹 (1991年12月). “海流散布と海洋島フロラの成立(第22回種生物学シンポジウム : 島嶼フロラの成立と適応放散)”. 種生物学研究. pp. 1–13. 2025年1月9日閲覧。
  2. ^ a b c 鈴木, 明彦「奄美群島喜界島池治浜への南方系漂着種子」2014年12月25日、doi:10.57279/driftological.12.0_61 
  3. ^ a b c d e f 中西弘樹「日本における熱帯起源の漂着果実と種子の希な種」『漂着物学会誌』第9巻、2011年、1–5頁、ISSN 1349-1555 

関連項目


漂着種子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 08:46 UTC 版)

漂着物」の記事における「漂着種子」の解説

漂着物中に植物の果実種子等の散布体混じり漂着後発する場合がある。このような種子を漂着種子と言う。さらに海流による散布のための適応を持つような種子海流散布種子、その植物海流散布植物と呼ぶ。これは植物の重要な繁殖戦略1つである。熱帯系の植物多く上述島崎藤村の「椰子の実」に歌われココヤシもその代表的な例である。漂着種子は、種子保護するため果肉種皮が厚い、海水に浮くため繊維層を持つなどの特徴を持つ。またヒルギ類等の胎生種子も漂着種子の例である。動物の場合漂着から分布拡大する例があると考えられ海流による分散動物分布大きな意味を持つ。 漂着種子をつくる植物 ヤシ科 - ココヤシなど サガリバナ科 - ゴバンノアシサガリバナ アオギリ科 - サキシマスオウノキ マメ科 - クロヨナイソフジ ヒルギ科 - オヒルギメヒルギ ハスノハギリ科 - ハスノハギリ

※この「漂着種子」の解説は、「漂着物」の解説の一部です。
「漂着種子」を含む「漂着物」の記事については、「漂着物」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「漂着種子」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「漂着種子」の関連用語

1
14% |||||

2
4% |||||

漂着種子のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



漂着種子のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの漂着種子 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの漂着物 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS