源ノ角ゴシック Code
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 04:02 UTC 版)
「源ノ角ゴシック」の記事における「源ノ角ゴシック Code」の解説
源ノ角ゴシックの派生として作られた日本語等幅フォント。英語名はSource Han Code JP。サブセットOTF版の日本語版をベースにして、欧文グリフを「2/3em(3文字で全角2文字分相当)にグリフ幅を変更した「Source Code Pro」に置き換えているのが特徴。Adobeのフォント開発チームに所属する服部正貴が個人的に開発を始めた。Adobeのオープンソースフォントのひとつとして公開されている。 なおOS2テーブルのPANOSEでMonospaceの設定がされていないが、この設定はすべてのグリフが同じ幅である場合にのみ許されるものである。日本語グリフとラテングリフの幅が異なる日本語等幅フォントではそもそもここをMonospaceに設定できない。同じ日本語等幅フォントである「Osaka−等幅」も同様である。そして「Osaka−等幅」がNSFontクラスのfixedPitchプロパティでTureになるのは、単にフォント名に「Mono」があるからである。中には日本語等幅フォントでMonospaceに設定しているものもあるが、これはイレギュラーな実装である。Source Han Code JPがAPIで等幅フォントに分類されないのはこうした事情が背景にある。そして前述の理由で明示的に等幅の情報を設定できないが、服部自身は日本語等幅フォントとして開発している。 2019年5月27日に、源ノ角ゴシック CodeをPan-CJK向けに拡大したフォントである源ノ等幅(英語名はSource Han Mono)がリリースされた。
※この「源ノ角ゴシック Code」の解説は、「源ノ角ゴシック」の解説の一部です。
「源ノ角ゴシック Code」を含む「源ノ角ゴシック」の記事については、「源ノ角ゴシック」の概要を参照ください。
- 源ノ角ゴシック Codeのページへのリンク