湿潤地帯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 07:08 UTC 版)
「サンタ・クルス島 (ガラパゴス)」の記事における「湿潤地帯」の解説
湿潤山地帯にはスカレシア林が見られる。スカレシア林はキク科のスカレシア属(英語版) (Scalesia) のうち樹高約12mの高木となる S. pedunculataの常緑樹林である。スカレシア属は15種が認められるガラパゴスの群島で進化した固有属であり、サンタ・クルス島の低地の乾燥地帯には、スカレシア属のうち樹高2mまでの低木5種が分布する。スカレシア林はサンタ・クルス島の南側では標高180-280mに、北側では標高560-670mに分布する。ただし、サンタ・クルス島南側のスカレシア林は農地開拓により消滅した。そのため2005年ごろより入植地における植生の復元が開始された。
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