湖上の島と湖上交通
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/29 00:32 UTC 版)
リコマ島とチズムル島の二つがマラウイ湖の有人島である。島はマラウイ領だが、モザンビーク側の湖岸からの方が近い。リコマ島には20世紀初頭に宣教師が建てた英国国教会の石造りの大聖堂がそびえている。どちらの島も、バオバブの木の多さが特徴である。島には数千人の住民がいるが、キャッサバ、バナナ、マンゴーの栽培や湖での漁で生計を立てている。 湖岸にある大きな集落に沿った船便が出ているほか、マラウイ側の港とリコマ島・チズムル島を結ぶ蒸気船があるなど、湖上交通は活発である。蒸気船ではイララ(Ilala) 号が有名だが、近年ではしばしば欠航する。運行する時は湖の南端にあるモンキー・ベイと北のカロンガを結び、場合によってはタンザニアのイリンガ州に寄航する。 リコマ島・チズムル島と本土のカタベイ(Nkhata Bay)の町の間の船便は週にだいたい2便であり、5時間ほどの湖横断の旅である。どちらの島も旅客用の船は持たず、客船は島の沖に停泊し旅客は小舟で島に渡る。 両島間、および両島とモザンビーク側の町であるコブエ(Cobue)との間には小さな船による非公式な船便もある。
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