渡邉佐平
(渡辺佐平 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/20 01:24 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動渡邉 佐平(わたなべ さへい、1903年 - 1983年)は、日本の経済学者。元法政大学総長。
栃木県出身。1927年に東京帝国大学を卒業し、法政大学経済学部講師に。助教授を経て1933年に教授となり、金融論・貨幣論を講じた。その傍ら後藤隆之助らの昭和研究会に参加し、昭和研究会の研究者養成機関である昭和塾でも講師を務めた。
戦後は経済学部長・常務理事などを歴任の後、1967年3月15日に法政大総長に就任。町田市へのキャンパス移転などを計画したものの、学生紛争が激化する中で体調を崩し1968年4月8日に辞任。一時、菰淵鎮雄が総長職の事務を取り扱った後に中村哲が後を襲った。
主要著作
- 共訳ソーントン『紙券信用論』実業之日本社1948
- 『金融論』岩波書店1954
- 『現代の金融政策』日本評論新社1963
- 『インフレーション理論の基礎』日本評論社1970
- 『金融論講義』法政大学出版局1975
- 『インフレと暮らし』新日本評論社1975
- 『地金論争・通貨論争の研究』法政大学出版局1984
|
- 渡邉佐平のページへのリンク