液体においての粘性式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/08 09:07 UTC 版)
レイノルズの式 1886年 レイノルズ方程式より導かれる理論式。 μ ( T ) = μ 0 exp ( − b T ) {\displaystyle \mu (T)=\mu _{0}\exp(-bT)} μ0 :基準温度での粘度 b :物質に依存する係数 アンドレードの式 1934年 分子動力学においてアレニウスの式より導かれる、ガラス転移しない物質あるいはガラス転移点以下における最も一般的な理論式[要ページ番号]。 μ = A exp ( E R T ) {\displaystyle \mu =A\exp \left({\frac {E}{RT}}\right)} A :物質に依存する係数 E :流動活性化エネルギー R :気体定数 WLFの式 1955年 ガラス転移点を持つ物質の溶解物及び流体においての経験式。ガラス転移点+100℃の範囲に適用できる。 ウィリアムズ (Williams)、ランデル (Landel)、フェリー (Ferry) の3人による。 log a T = − C 1 ( T − T 0 ) C 2 + ( T − T 0 ) {\displaystyle \log a_{\rm {T}}=-{\frac {C_{1}(T-T_{0})}{C_{2}+(T-T_{0})}}} 緩和時間 τ の温度依存性を表す時間‐温度換算因子 αT C1,C2は物質によらない定数で、それぞれ8.86,101.6。 TS :ガラス転移温度Tgと、TS-Tg=50の関係。 TS=Tgの場合、C1,C2はそれぞれ17.55,51.6。 増子 マギルの式 1988年 ガラス転移点を持つ物質の溶解物における、広範囲な温度に適用可能な経験式[要ページ番号]。 log ( η / η g ) = A [ exp { B ( T g − T ) T } − 1 ] {\displaystyle \log(\eta /\eta _{g})=A\left[\exp \left\{{\frac {B(T_{g}-T)}{T}}\right\}-1\right]} A,B :物質に依存しない定数で、それぞれ15.29±1.04, 6.47±1.13。
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