涙滴型潜水艦と「P-3Cショック」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 05:35 UTC 版)
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海上自衛隊では、第3次防衛力整備計画において、水中性能を重視した涙滴型潜水艦であるうずしお型(42SS)の建造に着手した。第4次防衛力整備計画にかけて同型を7隻建造した後、小改正型であるゆうしお型(50SS)が更に10隻建造された。 しかし1983年よりP-3C哨戒機の部隊配備が開始されたことで航空対潜能力は画期的に改善されており、同年の海上自衛隊演習(58海演)では、深く静かに潜航し推進器を停止した潜水艦ですら探知・撃破されるなど、潜水艦部隊にとって全く想定外の事態が次々と発生した。これは潜水艦部隊にとって大きな衝撃となり、水中放射雑音の低減が最優先課題として強く意識されるようになった。
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