海洋貿易関係と拠点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/10 19:36 UTC 版)
「アンコーナ共和国 (11-16世紀)」の記事における「海洋貿易関係と拠点」の解説
アンコーナ共和国のフォンダーキ(倉庫と宿泊設備を備えた小さな植民地・拠点)は、特にコンスタンティノープル、アレクサンドリア、その他東ローマ帝国の諸港のものが活発に活動していた。一方で、織物や香辛料など陸上を通して輸入される貿易品については、ルッカ共和国やフィレンツェ共和国の商人との競争に敗れた。 おそらくもっとも重要な海外拠点だったコンスタンティノープルのフォンダーキでは、アンコーナ人が自分たちのためのサント・ステファノ教会を建てていた。1261年には、アヤソフィアの中に専用のチャペルを持つ特権まで与えられた。他のアンコーナ共和国のフォンダーキの所在地としては、シリアのライアッツォやラオディケア、ルーマニアのコンスタンツァ、エジプトのアレクサンドリア、キプロスのファマグスタ、パレスチナのサン・ジョヴァンニ・ダクリ、ギリシアのヒオス島、小アジアのトレビゾンド、アドリア海のラグサやセグナ、シチリア島のシラクサやメッシーナ、イベリア半島のバルセロナやバレンシア、アフリカのトリポリが挙げられる。
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