海底資源と境界
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/13 06:21 UTC 版)
海底においては、石油および天然ガスの埋蔵が知られており、ガス田「バユ・ウンダン」からの生産やガス田「グレーターサンライズ」などの探鉱・開発が行われている。これらの海底資源については、オーストラリア資本を中心に開発が行われてきた。東ティモールが長らく非独立地域であったことと、大陸棚境界の位置の問題により、排他的経済水域の設定には論争があった。このエリアはティモール・ギャップと呼ばれ、2007年2月に両国は領海線を確定せずに、共同石油開発エリアを批准し、海底資源の東ティモール・オーストラリア間の分配を決定した。オーストラリア側では、シェルや国際石油開発帝石などがLNGの生産に向けた取り組みを進めてきた。 2018年3月、東ティモールに「グレーターサンライズ」の大半が含まれる形での境界画定条約が結ばれた。
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