海外作品の翻訳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 14:13 UTC 版)
海外作品の翻訳では独自の造語を作り、原文に沿うような振り仮名をふるといったものがある。 ウィリアム・ギブスン作、黒丸尚訳の『ニューロマンサー』(1986)の電脳空間(サイバースペース)、没入(ジャック・イン)、擬験(シム・スティム)といった独自の文体は後のサイバーパンク作品に大きな影響を与えた。 グレッグ・ベア作、酒井昭伸訳の『塵戦(おうせん)』では、施禰倶支(せねくし)、阿頼厨(あらいず)、曼荼羅(まんでいと)、光譜(すぺくとる)、程序(ぷろぐらむ)、能量(えねるぎー)など、通常ならカタカナにされるであろう単語や振り仮名まで徹底して漢字とひらがなにする事で原文にはない雰囲気を演出する作品もある。
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