浅野和三郎による「創造的再生説」
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「類魂」の記事における「浅野和三郎による「創造的再生説」」の解説
心霊研究家である浅野和三郎は霊媒による交霊会を何度も重ねるうちに、単純な再生説にしばし疑問を抱いていた。もし招霊した霊がすでにこの世に再生していれば、招霊は不可能になるはずである。それにも関わらず、魂がすでにこの世に生まれかわって招霊出来ない霊は一人も存在しなかった。そこで統計をとってみたところ、300人以上の招霊実験で呼び出しできなかったのは2人(そのうちの1人は菅原道真)だけだった。菅原道真が招霊出来なかったのは霊格が高すぎたのが原因であると浅野は考えた。 そこで浅野和三郎は日本の神道にある分霊の概念を採用し、新しく生まれた魂は、前世の魂の分霊であり、前世の魂の未浄化な部分が第二の自我として分裂し次の魂を生むという、「創造的再生説」を1930年に心霊雑誌「心霊と人生」昭和5年6月号にて発表した。
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