浄運寺 (たつの市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/01 00:12 UTC 版)
清涼山浄運寺(じょううんじ)は、兵庫県たつの市御津町室津にある浄土宗の寺院。知恩院の末寺。法然上人霊跡の一つ。遊女の元祖とされる友君[1]、また『お夏清十郎』ゆかりの寺としても知られている[2]。
注釈
- ^ 第2夫人の記述も見られる。
- ^ 柳田国男の説によると、遊女の起源は巫女とされ、本来の「神の使い」に加え、高貴な参拝者たちを接待する役割があり、やがて接待専門となった者が遊女と呼ばれたとしている。
- ^ これはのちに色街で使うようになった花代の起こりとされたことから、「遊女の元祖」の所以とされている
- ^ なお、前述の小舟に乗った友君が法然より説法を受ける内容については『法然上人絵伝』などに描かれているが、のちの研究により創作である可能性が指摘されている。
友君にまつわる伝承は、当初法然に結縁(仏道に入る縁を結ぶこと)を求めたのみの内容であり、法然が女人往生を説いた是非についても意見が分かれている。
これら伝承の変化の背景には、当時の仏教における女人罪業観が民衆レベルにまで浸透していったことにより、仏法による女性の救済に本格的に取り組むようになったこととの関連が挙げられている。(出典:御津町史 第1巻 P.304-306)
出典
- 1 浄運寺 (たつの市)とは
- 2 浄運寺 (たつの市)の概要
- 3 歴史
- 4 境内
- 5 外部リンク
- 浄運寺_(たつの市)のページへのリンク