流域の社会と経済
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/19 06:48 UTC 版)
西江流域の中国領内の総人口は6,132万人(2000年)で、珠江流域の人口の63.9%に相当する。そのうち農業人口が5,092万人に上る。流域内の漢族以外の少数民族は総人口のうち20%以上を占め、おもに上流・中流に住む。その中でもチワン族(壮族)の人口が最も多く、流域全体の少数民族の総人口のうち70%を占める。蜑家と呼ばれる水上生活民が流域の各地に住んでおり、沿海部に住む蜑家と区別して「淡水蜑家」と呼ばれる。 流域の耕地面積は666万ヘクタールになり、穀物などの栽培を主とする。上流の雲南省一帯は烤烟(乾燥させた葉タバコ)の大産地になっている。中流から先は蔗糖(スクロース)の中国第二の産地で、亜熱帯の果物の産地でもある。 西江の上流地域は中国の非鉄金属(有色金属)の主要な鉱山地帯であり、中国南部最大の炭鉱地区もある。
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