河岸の構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 00:18 UTC 版)
河岸には船着場や荷揚げ場(あわせて河岸場(かしば)という場合もある)があり、河岸を仕切る中心として河岸問屋または船問屋があった。河岸問屋は、船の荷揚げや荷積み、荷物の保管などによる口銭や庭銭とよばれる手数料をとっていた。また船を所有する船持や、船で働く水主(かこ)、荷物を運ぶ馬を世話をする馬持や馬子なども暮らした。 さらに私財を投じて川に橋をかけることで、河岸を拡張することもあった。橋をかければ両岸を使って能率的に積み下ろしができるわけである。また、往来する人たちのための茶屋や旅籠もあり、遊郭や賭場などを持つ場所もあった。また江戸時代には河岸を管理するため役人を置いたりしている。
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