河北中央公園
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河北中央公園 | |
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公園入口(2014年3月)
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分類 | 地区公園 |
所在地 | |
座標 | 北緯38度25分7.2秒 東経140度18分50.4秒 / 北緯38.418667度 東経140.314000度座標: 北緯38度25分7.2秒 東経140度18分50.4秒 / 北緯38.418667度 東経140.314000度 |
面積 | 4.95 ha |
開園 | 1958年5月 |
運営者 | 河北町 |
設備・遊具 | 軽便鉄道、児童遊園地、便所、休憩所など |
駐車場 | あり |
公式サイト | 河北中央公園(いもこ列車)(河北町) |
河北中央公園(かほくちゅうおうこうえん)は、山形県西村山郡河北町にある公園である。
概要
1958年(昭和33年)5月に開園。河北町市街地の南側に位置し、園内には水・陸のフィールドアスレチック、テニスコート、ふれあい館などの施設がある。


園内の北側には、山形県内初の私鉄だった谷地軌道(1915 - 1935年)で運行されていた「いもこ列車」を擬似的に再現した蒸気機関車(SL)が動態保存されている。また、車庫の近隣には車掌車ヨ8798が静態保存されている。
施設
軽便鉄道
軌間762mm、全長130mの軽便鉄道路線が敷設されており、SL「いもこ列車」が往復走行する。4月から10月までの月1回、当公園北側で一般公開している。一般公開時間は13:00 - 15:00、乗車料金は無料。「いもこ」とは山形弁で里芋のことで、煙突につけられた火の粉止めの形状が里芋に似ていたことが由来。
- SL 347号
- 1948年(昭和23年)にベルギーのアングロ・フランコ・ベルジ社で製造された蒸気機関車。台湾糖業公司渓湖糖廠の専用線で使用されていた物を河北青年会議所が購入して河北町に寄贈し、1988年(昭和63年)より公開運転を開始した。
- 2005年(平成17年)10月から車両の不具合とアスベスト使用により運転を中止していたが、補修が完了し2007年(平成19年)6月3日より公開運転を再開している[2]。補修時に、車体後部に一般客が乗れる展望デッキが取りつけられて外観が変化した。修繕は明立工業(東根市)により無償で行われた。
- 2010年(平成22年)10月、ボイラー故障により運転を中止していたが、2011年(平成23年)中にボイラーを修繕後[3]、2012年(平成24年)5月5日より公開運転を再開している[4]。
- 2014年(平成26年)にはボイラーの老朽化のため、灯油ボイラーとディーゼル発電機を搭載した炭水車を思わせる形状の補助車両を後部に連結し、ここから蒸気を供給して機関車を駆動する形が取られ、展望デッキもこの補助車両の後部に移設している。
その他
- フィールドアスレチック(水・陸)
- テニスコート
- ふれあい館
交通アクセス
周辺
周辺は住宅街となっている。当公園の東側には最上川が流れている。
脚注
- ^ “河北都市計画区域の 整備、開発及び保全の方針” (PDF). 山形県. p. 12 (2004年5月). 2012年6月3日閲覧。
- ^ 復活! いもこ列車 - 鉄道友の会山形支部
- ^ 平成23年度「いもこ列車一般公開」中止のお知らせ - 河北町
- ^ 「いもこ列車」が運転再開 河北町中央公園 - 山形新聞(2012年05月06日付)
参考文献
- いもこ列車一般公開 - 河北町
- 観光スポット|中央公園 - やまがたへの旅(山形県観光情報ポータルサイト)
関連項目
- 中央公園
- 野辺山SLランド - 同じアングロ・フランコ・ベルジ社製で、台湾糖業の専用線で使用されていた362号が動態保存されていた。
- KATO Railway Park - 前述の362号が、現在イギリス風のスタイルの「OLIVER(オリバー)号」として動態保存されている。
- 動態保存中の蒸気機関車
- 軽便鉄道
- 鉄道保存展示施設
外部リンク
- 河北中央公園(いもこ列車) - 河北町
- 河北中央公園のページへのリンク